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「なんとなく」で決めない。後悔しないクロス選びのコツ
「クロス、どれにしたらいいか分からなくなってきました…」
家づくりやリフォームの打ち合わせのなかで、よく聞くご相談のひとつです。カタログには膨大な種類があり、SNSにも参考になる投稿がたくさん。だからこそ、自分たちの“軸”を忘れずに選んでいくことが大切です。
立ち返るべきはお家の「コンセプト」
たくさんのクロスサンプルに囲まれると、最初に思い描いていたイメージがぼやけてしまいがちです。吉村店内創美では、プラン提案の初期段階で“住まいのコンセプト”をしっかり作り込みます。「こういう雰囲気にしたい」「こんな空間で暮らしたい」といったお客さまの想いを軸に、テイストやテーマカラーを明確にしておくことで、クロス選びも迷いにくくなります。
そのコンセプトと好みに合わせて、私たちのほうである程度候補を絞り込み、ご提案しています。
実物サンプル×パースでしっかり検討
A4サイズの実物サンプルは必ず取り寄せ、実際にお部屋の光の入り方や他の素材との相性を見ながら確認していただきます。自然光の当たり方によって色の印象は大きく変わるため、「壁に当てて見る」時間はとても重要です。
さらに、吉村店内創美ではそのクロスを反映させたパース(立体的な完成予想図)を作成し、空間全体でどう見えるかを共有しています。平面のカタログや画面上の写真だけでは分からない、“空間としての調和”を一緒に確認しながら選んでいきます。
遊び心は“引き算の美学”で
インパクトの強い柄や色を選びたい場合は、収納の中やトイレの一面など、限定された面積に取り入れることでバランス良く仕上がります。また、お好きな色をアクセントカラーとして使うこともあり、全体の統一感を保ちつつ個性を活かす工夫もしています。
クロス選びは“なんとなく”ではなく、“どんな空間で暮らしたいか”という気持ちが決め手になります。好みやトレンドだけでなく、空間全体とのバランスや施工の視点も含めて、納得のいく選択をしましょう。