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2026.01.29

マンションリノベで後悔しないために|間取り変更・配管・騒音対策で知っておくべきこと

「せっかくリノベーションするなら、絶対に後悔したくない」。
マンションリノベを検討する多くの人が抱く思いではないでしょうか。ところが実際には、「理想の間取りがつくれない」「水まわりの位置が動かない」「音の問題を甘く見ていた」といった“予想外の落とし穴”が起きやすいのも事実です。

この記事では、マンションリノベで後悔が起きやすいポイントを深掘りしながら、間取り変更・配管・騒音に関する注意点と成功のコツをわかりやすく解説します。

マンションリノベで「後悔が起きやすいポイント」はどこ?

人気のマンションリノベですが、以下のようなケースには注意が必要です。

理想の間取りが実現できないケース

マンションリノベーションで多い後悔のひとつが「思い描いていた間取りが実現できなかった」というもの。SNSや雑誌で見た間取りをそのまま再現しようとしても、マンションには“構造上どうしても動かせないもの”が存在します。特に構造壁・梁・PS(パイプスペース)・ダクト経路は、見た目にはわからなくても間取り変更の制約となることがあり、希望していた「完全なワンルーム化」「対面キッチン化」などが難しい場合も。

こうした制約は現地調査を行わないと分からないことが多く、「契約してからできないと知った」という後悔にもつながりやすいポイントです。最初の段階から“実現できること/難しいこと”を明確に示し、代替案を提案してくれる施工会社に相談することが、後悔しないための重要な一歩になります。

配管・水まわりの位置が変えられない問題

キッチンや浴室、洗面などの水まわりを移動したいと考える方は多いですが、マンションでは配管方式や床下の高さにより、移設が困難なケースがあります。特に躯体に埋設された配管下階へ直結する縦配管は動かせないため、「キッチンの位置を対面に変えたい」「浴室のサイズを広げたい」といった希望に制約が出る可能性があります。

さらに水まわり移動は、費用の増加・工期の延長にも直結しやすいポイント。だからこそ“移動できる前提でプランニングする”のではなく、配管の状況を踏まえて最適解を導くことが後悔を防ぐコツです。実現できる内容と、費用対効果のバランスを丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。

工事中の騒音にも要注意

マンションリノベーションで意外と盲点になりやすいのが、工事中の騒音によるストレスと近隣トラブルです。解体・床の張替え・配管工事・ボード施工などはどうしても音が響きます。特に集合住宅は、戸建てよりも隣戸・上下階に伝わりやすいため、騒音への配慮が非常に重要です。

まず大切なのは、工事スケジュールの共有管理組合のルール確認。マンションによっては「工事可能な曜日・時間帯」「騒音を伴う作業の制限」「エレベーター利用の制限」などが細かく定められています。これを守らずに進めると、トラブルにつながるだけでなく、最悪工事がストップしてしまう可能性もあります。

また、住みながら工事をする場合は、生活への影響もしっかり把握しておく必要があります。たとえば昼間の騒音で在宅ワークが難しくなる、浴室工事期間は入浴できない…など、事前に知っておけば回避できるストレスも多いものです。

騒音のトラブルを防ぐためには、事前の近隣挨拶・工事内容の説明・スケジュールの提示を丁寧に行う施工会社を選ぶのが安心です。リノベーションの満足度は「完成後の空間」だけでなく、「工事中のストレスの少なさ」によっても大きく変わります。

間取り変更で後悔しないために

間取り変更を伴うリノベーションを行う場合は、以下の点がポイントとなります。

壊せる壁・壊せない壁(構造壁)の見極めが最初のカギ

マンションの間取り変更を検討する際、まず押さえておきたいのが「壊せる壁」と「壊せない壁(構造壁)」の見極めです。特にRC造(鉄筋コンクリート造)のマンションは、住戸同士や共用廊下との境壁が構造体の一部となっている場合が多く、耐震上取り除くことはできません。 ただし、“壊せない壁がある=理想の空間が作れない”わけではありません。

・壊せない壁をあえてゾーニングに活かす
・開口部を設けて視線の抜けを作る
・照明・素材・高さで広さを演出する

など、制約をデザインで魅力に変える発想がとても有効です。だからこそ、構造を熟知した施工会社に相談することが後悔回避の最初の一歩です。

生活動線・家事動線を間取りに落とし込む

間取りを考えるとき、多くの人が「開放感を出したい」「収納を多くしたい」「広いキッチンにしたい」など“理想のイメージ”から入ります。でも実は、後悔を防ぐカギは「日々どのように動いているか」を細かく設計に反映できるかに尽きます。

・朝の準備は家族が何時に、どこからどこへ動く?
・洗濯→干す→畳む→しまうの一連の流れはいつ誰がやる?
・子どもの勉強・片付け・帰宅動線は?
・料理・配膳・後片付けの動きやすさは?

こうした“行動の線(動線)”を描き、ストレスをなくす配置に落とし込むことで、見た目だけでは得られない住み心地が生まれます。

「未来の暮らし」も踏まえる

住まいは“今の暮らし”だけのための箱ではありません。マンションは長く住み続けるケースが多いため、5年後・10年後・ライフステージの変化を踏まえた設計が必要です。

・子どもが小さい今はLDKを広く
・学習スペースが必要になる将来を見越して可変性を持たせる
・在宅ワークが定着する可能性を考えワークスペースを検討
・夫婦の趣味に合わせて収納や防音、作業スペースを確保

将来を見据え、 固定しすぎず、ゆるやかに変化を受け止める間取りにすることで、長く快適に暮らすことができます。

配管・水まわりはマンション特有の注意が必要

マンションリノベーションで特に気をつけたいのが、配管・水まわりの位置関係です。

「床下の高さ」「配管方式」で移設難易度が変わる

マンションリノベーションで最も注意したいのが、水まわりの移動のしやすさです。キッチンや洗面、トイレ、お風呂の配置を自由に変えられると思われがちですが、マンションは建物の構造によって制約があります。

特にポイントとなるのが床下の高さ配管方式。床下が十分に空いている“二重床”のマンションは配管の移動がしやすい一方、“直床”の場合は躯体に直接コンクリートが施工されており、配管レイアウトの変更が難しいケースがあります。

また、排水方式が“縦配管”か“横配管”かによっても自由度が大きく変わるため、現地調査で判断することが欠かせません。希望の間取りだけを先に固めるのではなく、「構造上どこまで動かせるか」を踏まえて設計を行うことで、後悔のないプランになります。

水まわりの移動は費用と工期に影響する

「キッチンを対面式にしたい」「洗面所を広げたい」など水まわりの変更は人気の高いご要望ですが、同時に費用と工期に最も影響が出やすい部分でもあります。給排水の位置が変わると配管経路の見直しが必要になり、床の組み替え・防水範囲の再確保・電気工事など複数の工程が追加されます。結果として施工期間が長くなったり、想定以上の費用がかかることも。

逆に、既存の配管ルートを活かしながらレイアウトを工夫すると、費用を抑えたままで満足度の高いリノベーションが実現できます。つまり“理想をそのまま押し通す”のではなく、構造と費用のバランスを見ながら最善の解決策を提示してくれる施工会社を選ぶことが成功への近道です。

管理規約の制限を踏まえたプランニングが重要

マンションでは、専有部分であっても工事内容によって管理規約の制限を受けることがあります。特に水まわり工事は、騒音・振動・防水・臭気などの観点から規約で細かく定められていることが多く、「この場所への移動は禁止」「床の防音性能を保つこと」などの条件が加わる場合もあります。

また、管理組合からの工事承認が下りるまでに時間を要するケースもあるため、申請を見越したスケジュール管理が不可欠です。理想のプランがまとまっても、規約の条件と照らし合わせて再検討が必要になることもあるため、設計段階から施工会社に管理規約を共有しておくとスムーズです。特に経験豊富な会社であれば、過去事例を踏まえた最適解を提示してくれるため、安心して計画を進められます。

騒音・防音対策で後悔しないために

工事中の騒音対策、そして生活し始めてからの防音対策は、マンションリノベーションにおいてとても重要です。

近隣トラブルを避けるための工事計画と住みながら工事の可否

見落としがちなのが、「工事中の騒音」によるストレスと近隣トラブル。解体工事や下地調整のタイミングは、どうしても音や振動が大きくなります。マンションでは共用部の養生・搬入経路・作業時間帯が決められていることが多く、管理規約に沿った工事計画が必須です。住みながらのリノベーションを希望する場合は、

・どの期間・どの工程で騒音が大きくなるのか
・その間、どの部屋が使えなくなるのか
・近隣へのあいさつや掲示をどうするか
を、事前に施工会社とよく確認しておきたいところ。小さなお子さまや在宅勤務の方がいる場合は、一部の期間だけ仮住まいを検討するケースもあります。

床の遮音等級とフローリングの種類

さらに押さえておきたいのが、「床の遮音性能」。マンションでは、L値(L-45/L-40など)と呼ばれる遮音等級で性能が決められていて、管理規約で「この等級以上」と指定されていることも多くあります。好みだけでフローリングを選んでしまうと、「管理規約に合わない」「階下に音が響きやすい」といったトラブルにつながりかねません。

一般的なフローリングのほかに、遮音フローリング・カーペット・コルクタイルなど、音を和らげる床材も選択肢になります。足音や椅子を引く音が気になりやすいご家庭なら、下地に遮音マットを入れる、ラグで部分的にカバーするなど、仕上げと下地の両面から対策しておくと安心です。

「無垢フローリングにしたい」「石やタイル調の床に憧れる」など、デザインの希望がある場合は、遮音等級とセットで検討することが大切。見た目・足ざわり・音、三つのバランスを取りながらプランを決めていきましょう。

失敗しないマンションリノベに必要なのは「経験値」

マンションリノベーションを依頼する際は、施工経験の豊富な会社を選ぶことがポイントです。その理由をご説明します。

マンションの構造と規約を理解した会社を選ぶべき理由

マンションリノベーションは、戸建てとは違い「できること・できないこと」がはっきりと分かれています。たとえば、壊せない「構造壁」や配管の位置、遮音性能の規定、工事時間の制限など、自由に見えて実はルールの中でプランを組み立てていく必要があります。
ここを理解せずに話を進めてしまうと、契約後に「この間取り変更はできません」「水まわりの移動は難しいです」といった“想定外のNG”が発生し、理想と現実のギャップが後悔につながるケースが少なくありません。

だからこそ、依頼すべきなのはマンションリノベの実績が豊富な会社。図面と現場を見ながら、「できる/できない」を早い段階で明確にし、難しい部分には代替案を提示してくれる会社なら、完成後の満足度が大きく変わります。
さらに、呉市のマンション事情や管理規約に精通した会社なら、工事申請や近隣対応もスムーズ。経験値=安心・コスト・満足度に直結すると言っても過言ではありません。

物件探し〜設計〜施工をワンストップで進められたらなお◎

中古マンションのリノベでは、物件探しとリノベ設計のタイミングが分断されると失敗が起きやすくなります。「立地は最高だけど希望の間取り変更ができない」「眺望に惹かれて購入したのに、給排水の制約でオープンキッチンにできなかった」「不動産屋には予算内でリノベーションできると言われたのに、実際はできなかった」など、契約後に判明するパターンは珍しくありません。

それを避けるために理想的なのが、物件探し〜設計〜施工までをワンストップで進められる会社に依頼すること。購入前の内見の段階から施工担当者が同行できれば、
・この間取り変更は可能か
・水まわりの移動は現実的か
・追加費用がかかりそうなポイントはどこか
を見極め、“買ってから後悔しない判断”ができます。

さらに、窓口が一つで完結するため、スケジュール調整や見積もりの整合性がとれ、工事がスムーズに進むメリットも。特に共働きや子育て世帯にとって、複数の会社を行き来せずに話が進むストレス軽減効果は大きく、手間も時間も無駄にしないリノベが叶います

 施工実例から逆算して理想のリノベを実現する

マンションリノベを成功させるうえで、もう1つ大切なのが「施工実例から逆算して計画する」こと。施工会社の実例は「デザインを選ぶための参考」だけではありません。
・どこまで間取り変更できたか
・どんな素材を使ってどんな印象に仕上がったか
・水まわりの移動や遮音施工の実績があるか
など、“その会社がどのレベルの提案・施工ができるのか”の可視化でもあります。実例を見ながら理想を言語化すると、打ち合わせもスムーズになり、イメージの齟齬が起きにくくなります。
さらに、施工会社としても完成像が共有されている状態だと、素材・照明・家具のバランス調整まで含めた“住んだときの快適さ”を踏まえた設計に寄せることができます。 つまり失敗しない近道は、多くの施工実例を持ち、構造も規約も理解し、ワンストップで伴走できる会社を選ぶこと。それが、後悔のないリノベーションへの一番の近道です。

マンションリノベで後悔しないために大切なのは、「理想」と「できること」のすり合わせを最初に丁寧に行うこと。間取り、配管、水まわり、騒音対策——マンション特有の制約はあるけれど、経験豊富な会社であれば制約の中で最大限の魅力を引き出す方法を提案できます。

呉市でマンションリノベを検討しているなら、まずは暮らし方・未来のビジョンをお気軽に吉村店内創美(STI.L)にご相談ください。