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2025.05.22

店舗デザインの感性を暮らしに。個性が際立つ空間づくりのヒント

吉村店内創美では、長年にわたり店舗の設計・施工を手がけてきた経験を活かし、住宅にもひと味違うデザイン性を取り入れています。今回は店舗設計から培われた素材や意匠の活かし方を、実例写真とともにご紹介。モールテックスや造作家具、インダストリアル要素など、暮らしに“センス”をプラスするヒントを探ってみましょう。

空間に奥行きを与える「モールテックス」の活用

コンクリート調の質感が特徴の左官素材「モールテックス」は、店舗のカウンターや壁面で多く使われてきた意匠素材。住宅に取り入れることで空間が一気に引き締まり、無機質ながらも温かみのある雰囲気が生まれます。

テレビ背面の壁や洗面カウンター、階段の蹴込み部分など、取り入れ方は自由自在。グレーの濃淡や陰影の出方が一つひとつ異なるため、オーダーメイド感も楽しめます。

ぬくもりを添える「木の造作家具・建具」

住まいに欠かせないのが、木の温もり。吉村店内創美では木工所としての技術を活かし、カップボードや収納、建具などを一から製作しています。

空間に合わせたサイズや形状はもちろん、素材選びや塗装の風合いにもこだわることで、既製品では表現できない一体感を演出。丸みのある壁に沿った造作ベンチや、一枚板風のスライドドアなど、店舗什器のような存在感を住宅でも実現しています。

ラフさと無骨さを取り入れる「インダストリアル要素」

無骨で機能美を感じさせるインダストリアルデザインも、吉村店内創美の得意とするテイスト。たとえば、鉄板を活用した造作マグネットボード、工場用シーリングファン、足場板を使った壁面などを住空間に取り入れることで、空間が引き締まると同時に“遊び心”も生まれます

あえて住宅用ではないものを使うことで、ショップのような空気感を日常に取り込むことができるのが魅力です。

吉村店内創美が提案するのは、ただおしゃれな家ではなく、“暮らしにフィットする個性”を大切にした住まいです。住む人の価値観やライフスタイルに寄り添いながら、店舗デザインで培ったエッセンスを住宅に落とし込むことで、唯一無二の空間が生まれます。
「人と違うデザインにしたい」「素材にもこだわりたい」——そんな想いをお持ちの方は、ぜひご相談ください。