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築20年を過ぎたら考えたい⋯住み慣れたマンションを快適にするリノベのヒント
「子どもが成長して個室が不要になった」「子どもが巣立って夫婦ふたりの暮らしに変わった」——。そんなライフステージの変化が、住まいを見つめ直すきっかけになることがあります。特に築20年を過ぎたマンションでは、設備の老朽化だけでなく、住み心地や間取りのアップデートを考える良いタイミング。今回はマンションリノベーションを検討する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
まず確認したいのは「専有部分」と「共有部分」
マンションリノベでは、専有部分(室内)だけがリノベ対象となります。玄関ドアの外側やバルコニーの窓・サッシは共有部分に該当し、勝手に交換することはできません。
ただし、内窓の設置は可能。断熱性や防音性を高める意味でも、マンション住まいの方には特におすすめ。今なら補助金を活用してお得に設置できます。
いずれにしてもまずは管理組合の規約を確認し、工事可能な範囲を把握することから始めます。当社では管理組合への連絡・確認等を入念にしておりますので、安心してお任せ下さい。
水廻りの移動は“床の高さ”に注意
「キッチンを移動させたい」「洗面室を広く取りたい」といった要望もよくありますが、マンション特有の構造により注意が必要です。
排水管は建物全体で縦につながっているため、移動には排水の勾配を確保する必要があります。その結果、移動した先の床が一段上がることも。
特に段差を避けたいバリアフリー設計を希望する方は、プランニング前にプロの確認が欠かせません。
同じ築年数のマンションでも、構造や配管の状況、管理規約はそれぞれ異なります。写真や図面だけで判断せず、現地調査をしてもらうことがリノベ成功の第一歩です。
マンションリノベーションは制限がある分、工夫のしがいもあります。「今の暮らしをもっと快適にしたい」と思ったときが始めどき。プロと一緒に、あなたの住まいにぴったりな“再設計”をしてみませんか?