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2025.08.21

「いってきます」までがスムーズに。忙しい朝を助ける間取りのヒント

夏休みが終わると同時に、慌ただしくなる朝。出勤前に朝食と弁当を作り、子どもは支度、洗濯物は干したい──そんな慌ただしさを和らげるカギとなる、間取りの工夫をご紹介します。

水廻りの動線をギュッと短く

キッチン・洗面・洗濯機を近接させれば移動ロスが激減し、並行作業がしやすくなります。洗面台は脱衣室の外に独立させると、誰かが入浴中でも手洗いや身支度が可能。来客時もプライバシーを守れます。

“並べる”洗面台で渋滞回避

洗面台のカウンター幅は100〜120cmあると親子で並んでも余裕。2ボウルにこだわるより、造作カウンターで広さと収納を確保する方が掃除も簡単です。ドライヤーやヘアアイロン用にコンセントの位置と数を計画し、利き手や収納場所まで想定するとストレスフリーに。

玄関土間でラスト5分を短縮

横長の土間を設けて家族が同時に靴を脱ぎ履きできるようにすると、「先に出て」「早くして」の小競り合いが解消。造作ベンチやフックを付ければ、ランドセルやスポーツバッグをサッとかけられ、そのまま“いってきます”が可能です。
アウトドア用品が多い家庭はクローゼット一体型にしておくと、汚れを室内へ持ち込まずに済みます。マンションの場合は可動棚や壁付けフックで収納を確保するのがおすすめです。

毎朝のバタバタは「家族全員が同時に動ける余白」をどこに仕込むかで大きく変わります。動線×収納×寸法、この2要素を整えれば、夏休み明けの忙しい朝も家が味方になってくれるはず。家づくりやリノベーションのタイミングに、ぜひ取り入れてみてください。