WORKS

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2026.07

Newly built

【施工事例】土間と中庭、吹き抜けでつながる。暮らしやすさと個性を両立した家

広島県呉市広の住宅街に完成した、新築住宅。ご夫婦と男の子2人が暮らす、30.29坪の3LDK+ファミリークローゼットのお住まいです。

お施主様のご要望は、「ありきたりではなく個性的な家にしたい」「外観を見た時に、中がどうなっているのか興味が湧く家にしたい」というもの。さらに、キッチンへのこだわりも強くお持ちでした。
そこでSTI.Lでは、店舗設計で培ってきたデザイン力を活かしながら、日々の暮らしやすさもしっかりと考えた住まいをご提案。ブラック・木目・グレージュの外壁バランスを活かした店舗のような外観と、土間・中庭・LDKがゆるやかにつながる、S様らしい個性が光る住まいです。
【間取り・設計の工夫】
S様邸の大きな特徴は、玄関を開けた瞬間に視線が抜ける、広い土間スペースです。ロードバイクやキャンプ用品など、アウトドア用品を収納できる土間収納を設け、玄関から土間収納、さらに中庭へとつながる動線を計画しました。
天気のいい日は、玄関とLDKを仕切るFIX窓+3枚引き違い扉を開けることで、土間からLDKまでを一体的に使うことができます。
お子さまの遊び場として、趣味の道具を広げる場所として、また奥様の好きな植物を楽しむ場所としても活躍する、暮らしの余白を感じられる空間です。
LDKは、南東から豊かな光が降りそそぐ吹き抜けを計画。化粧梁は構造としての役割だけでなく、空間にリズムと意匠性を加えています。
リビングの一角には、お子さまの遊び場やスタディスペースとして使える造作デスクを設置。家族の思い出を飾ったり、おもちゃを収納したりできる、遊び心のあるダイニング造作も見どころです。
収納計画では、2階にファミリークローゼットを設け、家族の衣類を一カ所にまとめられるようにしました。階段下収納は表と裏の両方から使えるようにし、ストック類や普段着のコート、ランドセル置き場としても活用できる計画に。
土間収納には用途に応じて高さの異なるパイプハンガーを設け、雨具やコート類の一時置き、傘掛けとしても使えるよう工夫しています。
【デザイン・意匠の工夫】
外観は、余分な窓を抑えた窓配置計画により、すっきりとした印象に整えました。
必要な場所に必要な窓を設けることで、コストダウンや断熱性能の向上につなげながら、西日や外からの視線にも配慮しています。二面のファサードを整え、どこから見てもクールなたたずまいになるようデザインしました。
内観の主役は、厨房のようなステンレスキッチンです。玄関からLDKに入ると、どっしりと広く構えたキッチンが出迎えるように配置。奥様こだわりのステンレス天板は、松岡製作所のものを採用し、STI.Lが造作した収納部の上に設置しました。ステンレス調の造作キッチン収納や、対面側の足元を彫り込んだデスクワークスペースなど、機能とデザインの両方を細やかに整えています。

キッチンの対面側は、カウンターとしても使える設えに。上部にはペンダント照明を計画し、夜にはご夫婦でカウンター越しにお酒を楽しめるような雰囲気も大切にしました。
また、玄関のアメリカンスイッチやペンダント照明、ニッチ照明、洗面やトイレの照明など、細部にもこだわりを散りばめています。玄関タイルには、STI.Lのスタジオと同じタイルも一部採用。洗面室には深いグリーンのタイルを合わせ、シンプルな中にも印象に残る素材感を取り入れました。
小さなお子さまがいるご家族にとって、収納や動線、日々の片づけやすさはとても大切です。
土間収納、階段下収納、ファミリークローゼット、造作デスクなど、それぞれの場所に役割を持たせることで、暮らしやすさとデザイン性の両立を目指しました。
また、土地探しの段階から、複数の候補地に建築士が出向き、その土地についての見解をお伝えしながら伴走。お引渡しの際には、「STI.Lに依頼するよう決めたポイントは“人”でした」といったお言葉をいただき、スタッフにとっても忘れられない一邸となりました。